バブル前後の比較でわかる世代間ギャップ

バブル世代が他の世代と比較して持つ特有の価値観

バブル世代という言葉自体、比較的あまり聞かれなくなってしまいましたが、日本経済が絶頂期であった1980年代に社会に出た世代のことを指します。現在の価値観と比較して考えられないと思いますが、このバブル時代には「高いことが良いこと」という独特な価値観の中で育ってきたため、現在では考えられない意識のギャップを持っています。1台800万円の国産自動車が生産が追い付かないほど飛ぶように売れ、金利が高かったこともあり、2億円も持っていれば利子だけで生活できる時代でした。今では国産自動車は200万円くらいが当たり前であり、銀行に預金したところで利子などほとんどつかない状況と比較すると、同じ日本とは思えないほどのギャップがあります。厄介なのは、このバブル世代がどこに行っても上位職を占める時代になっていることです。

比較にならないお金に対する感覚

バブル世代は「高いものが正しい」という価値観を持っており、お金は使うものという考え方を持っています。このため節約して貯金するという思想をもっていません。これと比較して対照的に扱われるのが現代の20代、30代の男性です。車にも乗らず、お酒やたばこも好まず、仕事が終われば家に直帰してゲーム。30代でも3千万円くらいの貯金を持っており、なにに使うわけでもなく、独身でいるため、バブル世代の男性と比較して、草食的と揶揄されます。一方、女性もバブル世代は現在と比較して意識が全く違っています。女性の場合、バブル期にエルメスやシャネル、ルイヴィトンなどのブランド品が飛び交った世代に花の時代をすごしため、財布やバッグはブランド品でなくてはならないとまでの意識を持っており、なんだかわからないバッグや財布を使っている女性を蔑視する傾向があるほどそのギャップは比較にならないほど大きなものとなっています。

将来設計を考えていないバブル世代

バブル世代のもう一つの特徴は、何とかなる、という根拠の無い能天気さです。これは、現在とは比較にならないほどの絶頂期を過ごし、日本経済が長期に渡って低迷しても、なんとか生きてこられてしまったという現実から来ています。このため、将来を考えて行動する意識が極端に低く、現在の労働世代と比較して大きなギャップとなっています。周りが大慌てする時代であっても、バブル世代のひとは比較的冷静でいるため、事の重大さを理解していないのではないかといら立ちを感させることすらあります。こういった背景を理解して、自分とは比較にならない価値観とギャップを持っている世代として話しを聞くようにした方が良いでしょう。

 

<参考>日本看護協会
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