医療と美容の比較と意識の違い

医療と美容の比較でわかる意識と年収の違い

医療と美容はどちらも手術や投薬を主体とし薬事法の縛りもある世界としてよく比較されますが、実際に働いているひとの意識は根本的に違います。この意識の違いは年収の差異を産み出す結果ともなっている反面、その比較はあまり議論されていません。ここでは医療と美容の主たる業務の比較から、あるべき意識の違いと、結果として発生する年収の差異について解説します。

目的とするゴールの比較

医療の場合、単純に行ってしまえば患者が抱える病気を治すことがゴールになります。これに対して、美容では、クライアントの満足を得ることが目的となり、実はゴールが存在しません。なぜなら、美容ではクライアントは更に上へ上へとより美しさを求めるため、ここで終わりというゴールがないのです。また、医療ではできるだけ早く治して通院期間を短くすることが腕の良さとされるのに比較して、美容ではクライアントがファンとなって継続して通院することが腕の良さとされています。完治すれば終わりの医療と比較して、美容では美の追求がテーマとなるため終わりがありません。これは疾病状態に対して正常状態があるために完治の判断ができる世界と、美醜には比較基準はあっても判断基準が無いからです。ストレートに行ってしまえば、だれもが美人度100%を求めながらも、その答えが存在しないので、客観的な判断ができず、クライアントの判断がすべての基準になります。

美容では満足して継続されることが目的

医療の場合、早く完全に治してくれることが求められますが、美容では満足する結果が得られるか否かがポイントであり、満足した場合には継続する行為に移ります。医療と美容を比較する上で一番わかりやすいのは化粧品でしょう。消費者はさまざまな化粧品を比較し試しながら、満足した商品を見つけると継続して使用するようになります。これが化粧品メーカーが求める成功です。美容全般に言えることですが、人は加齢から逃れることができません。このため、美しさを保つにはアンチエイジングを絶やすことができず、自分に合ったアンチエイジングを見つけるとそれを実践し続けます。さらに医療と美容の比較で大きな違いとなるのは性別でしょう。医療では特別な科目でない限り、男性と女性を比較して患者数に大きな違いは出ませんが、美容では圧倒的に女性が多く、男性はほとんどいません。このように性別を比較してわかるように、医療と美容では患者の層と意識に決定的な違いがあるのです。

 

<参考>日本看護協会
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