看護師で転職時期に悩んだら「年代」と「月」をチェック!

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看護師の転職に適した時期とは

転職したいと悩んでいるのに、目の前の忙しさに気を取られたまま働いている看護師は多いといわれています。そのような看護師の方は転職の計画を立てると、何をすべきか可視化できて動きやすくなります。例えば、来年の4月には転職していることを目指して、その半年前から履歴書を作り始めよう、といった流れです。しかし、そのような計画を立てる上では、転職が成功しやすい「時期」はあるのかという疑問がよく聞かれます。転職に最適な時期とはいつなのか、短期的な”月”と、長期的な”年代”とで分けてご説明いたします。

ベストな”月”は一年のいつごろ?

一般的に、採用が活発になるのは1~2月ごろと、7~8月ごろといわれています。理由は、年度の変わり目で計画的な採用を行う時期でもあり、12月もしくは6月の賞与後で退職者が出やすい傾向にあるためです。そのため、求人数も年度の変わり目の少し前に増加する傾向があります。年度の変わり目で募集するところは、採用計画にのっとっており、経営に計画性がある職場に多く見られます。新卒も含めた合同の研修プログラムを組んでいるところもあります。

そのため、4月または10月から年度切替と同じタイミングで転職したい方は、転職活動は1~2月ごろと7~8月に始めるのが最適な時期となりますが、急募案件はこの限りではありません。人気のポジションは、空きが出てもすぐ応募が集まるため、時期に関わらず求人を出すケースもあるのです。

しかしながら、良い求人が出るタイミングは偶然の要素も大きいとされています。なるべく早めに準備をして、エージェントサービスや求人お知らせサービスを利用しつつアンテナを研ぎ澄ませていることが大事です。

 

転職で注意すべき”月”はいつ?

年末年始休暇を挟む12月と夏季休暇を挟む8月は、どこも採用以外の業務に手を取られがちなので、この時期の転職は他の月に比べてスムースにはいきません。例えば、面接の約束をとりつけようにも数週間先になってしまうこともありえます。なお、退職一時金制度がある職場の場合は、勤続年数によって受け取れる金額が変わるケースがあります。もちろん、数か月でも基準に足りない場合は受け取ることができません。また、12月時点で働いていないと職場での年末調整が受けられません。年明けから働く予定であっても、自分で確定申告をする必要があります。⇒(参考)国税庁ホームーページ 所得税(確定申告書等作成コーナー)

そのように12月と8月はなるべく避けることがベターといえますが、転職活動は初めてから気が付くことも多く、短期決戦で決めようとしても容易ではありません。情報収集からでもいいので、少しずつ余裕を持って転職活動を行うことをおすすめします。

年代でみる最適な転職時期とは?

看護師の転職市場で、求人が多く転職しやすい年代は20代後半~30代といわれています。しかしながら、転職事情は年代によってさまざまです。一般的に転職しやすい年代以外でも、自分のニーズを見極めて、しっかりとアプローチすれば成功率はぐっと上がります。ここでは、年代別の転職時期によって変わる背景を中心に、転職成功のポイントをご説明します。

20代は前半と後半で職場の印象に違いあり

20代といえば、若さゆえに職場に馴染みやすく、体力もあるため歓迎されやすい年代です。
特に、20代後半ともなれば、ある程度の経験もあるので非常に転職しやすいのです。また、20代後半はキャリアアップや自分の得意・不得意だけでなく興味・関心ごともはっきりしてきます。そのため、20代後半は転職するのにはおすすめの時期です。転職活動の基本を押さえることで、求人の幅や採用率は上がりやすくなります。一方、20代前半の看護師ですが、そもそも20代前半の看護師で転職経験がある人はたったの2割弱ともいわれ、良くも悪くも注目度の高い人材となります。⇒(参考)マースのときどき女子 「ナースの転職意識調査」結果発表

20代前半は経験が浅い分、ポテンシャルの印象を強く見られます。自分の希望と、職場側が求めるその看護師自身の将来性のバランスを取る必要があるのです。しかしながら、看護学生が就職先を決定する際の重視する項目として「雰囲気・人間関係」、「教育制度が充実」、「福利厚生が充実」などが上位に挙げられており、看護師主体での希望が大きくなりがちです。⇒(参考)日本人材ニュース 医師・看護師の採用を成功させる3つのポイント(2017年11月17日)

自分の希望を通す気持ちが強いのに、業務への展望がない場合はもちろん採用につながりません。勤続年数が短い看護師の場合、その傾向はなおさら強くなります。必要とあればエージェントの力も借りて、面接や履歴書でも抜かりなく自分のポテンシャルをアピールすることがポイントです。

30代はライフイベントが多くキャリアの見直し時期

看護師として一定の経験を積んだ即戦力として、30代は引き続き転職の適齢期といえます。30代は、結婚や出産などのライフイベントが多く発生します。仕事の負担が大きくなったところに、ライフイベントが発生すると心身ともに負担が大きく、今の状況に合わせた転職を考えることがでてきます。さらに、出産で一度は退職した看護師の復職も多いです。
キャリアステップや労働条件の不満なども起こりやすく、看護師人生での転機となるタイミングが最も訪れやすいのがこの世代です。

30代は引く手あまたなのですが、キャリアとプライベートの両立、給与まで考えてしまうと希望に合った求人は少ないと感じてしまいます。調査でも、30代は20代に比べて全体的に不満が大きくなり、その中でも給与面での不満がトップです。また、30代から転職経験者がぐっと増えることから、転職しても満足がいかずに繰り返してしまう傾向が伺えます。⇒株式会社メディネット マーケティングレポート 看護師の「不満」
⇒(参考)マースのときどき女子 「ナースの転職意識調査」結果発表

しかしながら、給与はエージェントを上手く活用することで条件交渉ができる項目です。例えば、設備や雰囲気、プライベートに優しい職場を見つけた場合、労働条件に不満がある場合はエージェントに交渉してもらい、希望にぴったりの条件で転職することも不可能ではありません。自分ひとりだけではなくプロの力を借りることが、満足のいく職場を見つける近道です。

30代は、ステップアップして活躍の場を広げるのに最適な年代です。転職を考えている方は、自分のゆずれない条件や不満としっかり向き合い、転職活動を進めることをおすすめします。

40代は管理職ポジションの求人に注目

看護師の年齢別のストレス度において一番のピークは40代という調査があります。業務量・内容、人間関係、プライベートでもすべての値で世代トップのストレスを抱えているのです。⇒(参考)日能医誌 A病院における看護師のストレス実態調査 63巻4号665~669項(2014年11月

具体的には、夜勤など体力面に自信が持てなくなってきた半面、後輩看護師の指導や管理業務などの業務が増えてくるケースが多いのです。今まで築き上げたキャリアの”一段上の仕事”が見えてきて、仕事の変化やそれに見合う給与について今までと違った考えが出てくるころともいえます。そのため、40代は管理職等の役職付きポジションへの転職に適しています。最近では基本給の決定基準は年功に加えて、職務や能力の割合が増えてきています。仕事の幅を広げることで、給与アップも狙えるのです。⇒(参考)公益社団法人日本看護協会 広報部「2017年病院看護実態調査」結果報告(2018年5月2日)

そのような役職付きの求人は、一般公開していない非公開の求人が中心となります。非公開求人は、エージェントを利用しないと情報がなかなか手に入りません。また、仕事の幅を広げつつも、体力的な負担を減らす方向で求人を探すことが大事です。以前と同じ感覚で求人を選んでしまうと、働く内に体力が追い付かなくなることが少なくありません。40代は、やりがいや給与を追求するのに良いタイミングの年代です。給与アップを目指すなら役職付きのポジションが狙い目です。

 

50代は即戦力で需要は増加傾向。負担の少ない職場がおすすめ

50代以上になると子育てがひと段落するなどプライベートにも落ち着きが出てきます。キャリアの追求よりも、体力に配慮して安定的に働きたいと考えて転職を希望する方が増えてきます。その一方で、求人の年齢制限にはねられると考え、転職する前からあきらめている看護師もいます。

しかしながら、積み上げてきた実務能力や豊富な人生経験から来る人柄など、50代はまさに即戦力といった人材が豊富です。さらに、看護師不足の背景から採用の間口は広くなってきています。⇒(参考)中高年看護師の職業継続のプロセスとその思い

50代の転職は、即戦力を武器に、体力面で負担が少ない職場を選ぶことが重要です。その中でも、特別養護老人ホーム、療養型、在宅看護は需要の高まりから募集が増えています。これらの施設は比較的体力面の負担が軽く、ベテラン歓迎の求人が少なくありません。

なお、ベテラン看護師向けの求人は、募集人数が少なく非公開求人も多いので、エージェントに相談して紹介してもらうのがおすすめです。ブランクがある場合も、相談にのってもらうことができます。

注意すべき点として、退職金は勤続年数に応じて支払われます。短いスパンで転職を繰り返してしまうと、定年後に思ったとおりの額がもらえないこともあります。50代の転職は、長く続けられることを前提に求人を探すことが大きなポイントです。

まとめ

✓ ベストな”月”は一年のいつごろ?
⇒1~2月と7~8月が求人増加傾向。急募案件は時期に関わらずチェック必須。

✓ 転職で注意すべき”月”はいつ?
⇒12月や8月は転職が進みにくい可能性あり。12月は年末調整も確認。

✓ 20代の転職は?
⇒後半は転職適齢期。前半はしっかりと自分のポテンシャルをアピール。

✓ 30代の転職は?
⇒求人数は多いが希望通りの条件は少ないかも。エージェントの力を借りて条件アップ。

✓ 40代の転職は?
⇒役職付き求人を狙うのに最適な時期。給与アップも視野に。

✓ 50代の転職は?
⇒即戦力の需要が増加。体力の負担が少ない職場がおすすめ。

転職は、求人数の増減の時期があり、効率的に転職を進めるためにも計画することは大事です。また、年代によって期待される仕事が違うので、その人に向いた転職の形も異なります。

従って、転職にとって最適な時期は、その看護師の求めるライフスタイルによっても変わるのです。長期的な目線で少しずつ早めに動いておけば、しっかり準備しながら進められます。

希望の求人が見つかりにくい場合や、転職の進め方が分からない場合は、エージェントの力を借りると、計画の実行性が格段に上がります。無理なく転職を成功させるために、転職の時期に注目して進めてみるのも一つの方法なのです。

 


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