精神病院で大きな問題となるストレス。ストレスは「まとめて発散」ではなく「その日のうちに、こまめに解消」が正解です!
看護師として転職を迎えて何かと慌ただしかったうえ、世間一般のようにはゴールデンウィークの連休もとれない看護師の皆さんは、いかにタフとはいえ、そろそろ心身ともに疲れがたまってきているのではないでしょうか? それとは気づかないうちに、俗にいう「五月病」の徴候が現れていませんか?こんな時ほど精神病院の存在価値がわかるものです。
精神病院の領域である五月病といえば「転職や新人看護師が陥るもの」と思いがちですが、ストレスが原因となる心身の不調である以上、誰にとっても他人事ではありません。「新人看護師の指導を任された」「転職で別の病院に異動した」「尊敬していた先輩が転職して上司が変わった」といった環境の変化があり、最初の頃はがむしゃらに適応しようとしていたものの、だんだんと息切れしてくるのがこの時期です。
まずは精神病院で最もポピュラーなセルフチェックをしてみましょう。転職後に次のような心身の不調に思い当たる節はありませんか?
【1】やる気が出ない
【2】ネガティブ思考になる
【3】熟眠感が得られず起床がつらい
【4】腹痛や肩凝り、頭痛が頻繁に起こる
【5】だるくて疲れやすい
【6】判断力や思考力が低下して業務能率が落ちる
【7】集中力が低下して物忘れをする
【8】簡単にできていたことがスムーズにいかなくなった
【9】スケジュールを立てるのが億劫になった
【10】好物なのにあまりおいしく感じない
このような不調が複数現れ、しかも2週間以上続くようなら五月病かもしれません。ためらわずに精神病院で話してみましょう。
もっとも、五月病は正式な精神病院での医学用語ではなく、多くは一過性のストレス症状ですから、精神病院に通院することなく適度な休息や時間の経過などで改善することがほとんどです。ただし、重症化して仕事に支障をきたすようなケースでは、適応障害や気分障害の可能性も考えられます。重症化すれば精神病院への通院だけでは済まず、転職したばかりなのに長期休暇を取らざるを得なくなります。
五月病を予防するためには、何よりストレスをため込まないことです。「次の休日に、まとめて発散しよう」ではなく、「その日のストレスは、その日のうちに、こまめに解消しておく」ことが大切です。ある意味でストレスは“負債”であり、少しずつでも“返済”していかないと雪だるま式に膨れ上がってしまう、と考えておきましょう。
リフレッシュ旅行のような大がかりなことをしなくても、看護師としての「ワーク」と「ライフ」のバランスを意識してオン/オフをしっかりと切り替える、転職後は食事や睡眠をきちんとしてセロトニンの分泌を増やす、テレビやスマホを一時的に“断食”して心静かな一日を送ってみるといった、ちょっとしたことでも効果アリです。精神病院へ通う前に食い止められます。
転職でのストレスをなくすことは無理ですが、看護師として上手につきあいながら、この爽やかな季節を楽しみましょう!